最終釣行、会心のほほ笑み

の貴重な代休を利用して二日間釣行をする事になった。
先週の釣行会の貧果を何とか今回の釣行で挽回しようとかなり気合が入っている。
私にとってもたぶん今シーズン最後となりそうな事もあって、実績?があり尚且つ通い慣れた処(意気込みのわりには安易な選択かと思いながら…)へ行こうと意見が一致し(尤もはどうも最初から思うところがあったようだった)、北陸方面と決定、結構軟弱な二人である。

最近お気に入りのSNM川中流部へ。いきなりの核心部より入渓するが反応がいまいち。気温17℃、水温14.6℃、少し減水気味の流れにEHCとQBPそして時おりANTを流すが、数回のコンタクトはあるがキャッチまでは到らず。この間の釣行が未だ尾を引いているのか…。
しかし、一度だけ足元を走る魚を確認するところをみると居る事は居るらしい。にも反応が無いようで難しい顔をしている。1時間少し経過してから私にやっと待望の1匹目がくる。型はさほどではないがひと思いの一瞬、やれやれ。

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しかしこの後がなかなか続かない。そうこうする間にイブニングポイントまで到着する。
ここから先、過去にが良い目をした核心部が続く為、取り敢えずは堰堤まで行く事にする。中流部でもひと際渓相が素晴しく、いたるところに潜んでいそうであるが、なかなか顔を見せてくれない。どうも今日は機嫌が悪そうだ。

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取り敢えずは下流部まで戻って昼食を取るとこにする。そこへBird氏から『明日業師とそちら方面へ行きます』と連絡があり、我々が行ったところだけ教えて下さいとの事(抜目がない…失礼)。我々と違って業師との最強コンビであればおそらくOS谷かMD川だろうと勝手な解釈をしながら昼食は一緒に取ろうと確認して午後の部に入る。キャンプ場の上流部より堰堤まで上がってみるが1,2回の反応のみ。未だ時間もかなりあるのでこのままA谷川へ行ってみようとに問いかけるが、釣りどころか完全に睡魔が勝ってしまっている。本人曰く『どこでも取り敢えず魚の姿が見えれば良い……』と云うなり悪路にもかかわらず爆睡状態に突入している。念の為、私が上流部まで様子を確認してから入渓し易い処から二人で釣り始める。いきなり反応があり期待が膨らんだがフッキングしない。何の事はないたまに掛かっても後へ飛んでいきそうなちびイワナである。二人で大よそ30匹程釣っている。これではきりがないと打ち切り、イブニングに備えてBird氏情報のプールを探すがなかなか見つからない。そうこうしていると地元の方から『この辺は最近猪がよく出没するので気を付けて』とアドバイスを頂き、残念ながらイブニングは断念する羽目になってしまった。
いやはや何とも言いようのない釣りになってしまい、明日に期待しょう!と二人で慰め合い、1日目を終了した。

2日目はこれまたのお気に入りのK谷に6時少し前から入渓する。水温14.5℃。昨年より若干渓相が変わっているが間もなく私のEHCにヒット!
20cm位ではあるが早々に出てくれると期待が大きく膨らんでくる。

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そうこうしているとにも同サイズをキャッチし、ひとまずホッとした様子。順調に釣れだし、いたわる様にそっとリリース。

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多少鬱陶しい渓ではあるので場所によってはトラブル回避が難しい。それも釣りだと割り切れば何の事はない。

今日のイワナはあまり喰い気がない様でヌーと出て来てパクッとフライに咥える。其れなりにぽつぽつと二人で引きを楽しみながら釣り上がる。

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退渓するまで大半をサイトフィシングで堪能し、退渓ポイントに到着。このポイントも実績のある処でがトライするが、今日は留守のようである。

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前回一人で来たときはこの良型を釣っている。
2人で昨日の鬱憤をチョットだけ晴らし退渓はしたが、昼には早い。まだやり足らないの『もう少しやりましょうか?』との一言(こちらも嫌いな方でない…)で堰堤の下流部から再び入渓する。この堰堤から下流部はとイワナとヤマメが混生しているようで時折ちび小型のヤマメもフライに飛びつく。この時間帯になると禁漁間近とはいえ汗をかくほど暑いが、時折り吹く風の心地良い事、この上ない。好きな事をしているのだからなににつけても時間を忘れてしまう。

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、サイトFでヒット!
25cmはあろうかの良型を無事ネットに収め、満面の笑顔!
ここでひと言、今回の釣行も『これで打ち切りにしょうかなあ』と云う始末。よほど気持ちが良かったみたいだ。

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木々の覆いかぶさったポイントでもトラブルが頻繁に起こっているが、反応が良く、
フライを流す→岩陰から出てくる→ゆっくりフライを咥える→フッキング→ランディングと、ここでも文字通りサイトフィシングを楽しんでしまったようだ。

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のランディングまでの教科書通りの会心の釣りに満足した表情が此方まで伝わってくる。

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そうこうする間にBird氏との待ち合わせの時間となりひとまず退渓。取り敢えず本流上流部へと車を走らせる。途中偶然すれ違い、無事合流し、国道際の木陰でBird氏、業師と共に情報交換を兼ねた昼食とする。情報交換の筈が先般の釣行会の反省(もっともBird氏を除いての話)となり、昼食の“おかず”となってしまった。
午後は二人と別れ、我々はこれまたはの実績のあるMT川へ…。

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ここで私の2投目に流したQBPに反応があり、ギラッと喰いつく寸前までの姿は見えたが手応えはない。数回目に少し流れのよれたところで25cmのヤマメがフックオン!
体高があるずっしり重いヤマメをラインブレイク回避しながら何とかネットに収め、ほれぼれする魚体に暫く見惚れていた。又、同時期にも24cm程のヤマメを取込み、イブニング迄の時間黙々と楽しむ。

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少し上流にはいかにもという絶好のポイントがあったが、今回は不調に終わる。しかしこんな筈はないだろうと思えるポイントである。次回の楽しみにしておこう。

渇水気味で1日目こそ残念な結果だったが、2日目は気持ちの良い晴天の下、渓魚達にも何とか恵まれ、押し並べて満足した最終釣行となった。
シーズン通して当クラブメンバーにおいても大した事故等も無く、無事過ごせた事に感謝&感謝…。
他のメンバー達も今週辺りが最終の釣行となるだろう。我々も潔く帰途しょう。

“往生際が悪くなる病気”が出なければ良いが……。