二度あることは三度ある・・・?

街はすっかり新緑のフィルターに覆われて、窓を全開にして木々の息吹を感じながら車を走らせるのが何とも心地よい。
ガソリン価格が上がる前に一仕事しておこうということで、今回も目指すのは東吉野の高見川。
二週連続でツ抜けし、水況やハッチの状況も良さそうとの読みからである。

今回も同行は高見仙人、夕まず目まで粘って念願のツ抜け達成を目論んでいる。
9時にいつものふるさと村へ到着すると、すでに臨戦態勢で、2本のロッドを振り比べながら今日はどっちのロッドを使おうかと迷っていた。
『弘法、筆を選ばず』というが、『仙人、竿で迷っていては・・・?』。

最初の入渓ポイントに選んだのは、以前は良く釣れたふるさと村の下流部。
工事によって相当痛めつけられたが、どの程度回復したのか見極めたいところ。
しかし淡い期待は見事に裏切られたようで、生体反応がほとんど感じられない。
区間後半部分でようやく仙人に美形の20cmが釣れて一安心。
20080427134854

私には放流の居残りと思われる17cmがヒット、心身ともにくたくたになった。

遅咲きの八重桜の下でのお昼休憩、木漏れ日が優しく身体を包み、格別な気分。
sakura

午後からは仙人お気に入りの麦谷へ入ったが、私は疲労で一休みすることに。
仙人、最初のポイントでライズを発見。
『木化け、石化け、腰砕け・・・?』でライズは取れなかった・・・!
sennin

結局、17cm前後を3匹キャッチし、夕まず目ポイントへ移動。

が、到着してみると無情にも餌釣りの3人組が・・・。
しかし気を取り直し、少し下流部から釣り上がることにした。
時間は4時半にさしかかった頃だが、今日はハッチも散発的でライズも見られない。
二人とも無反応のまま核心ポイントに近づいた。
ここで、私に非常にシビアなヒットが2回あったがフッキングできなかった。

そして、最後に前回いい思いをしたスーパーハッチポイントへまた移動。
ただ、ハッチも少なく、水量も以前より少なめなのが気がかり。
6時半、川原へ降りてしばらく待つと小型の白っぽいカゲロウのハッチが始まった。
ただ、前回のようなスーパーハッチとまでは行かない、コンビニハッチくらい・・?
そして、早々に17cmをキャッチ、仙人も良型を掛けたが痛恨のバラシ。

最終的にこのポイントで18cmクラスをあと1匹だけキャッチして終了した。
仙人も同様に1匹追加したのみで、念願の二桁(ツ抜け)はお預けとなった。
秘技『合わせ返し』を含め7匹のバラシはキャッチした5匹と合わせると・・?
人のことは言えません、私も今回は3匹キャッチしたのみ・・・。
『二度あることは三度ある』ではなく『三度目の正直』となってしまった。(O)