福井

GW明けからの鬱憤を晴らす

昨年一昨年と大雨や猛暑などで思うような釣行が出来ていなかったので、今期こそはGW前後から釣行回数を増やし、また新たなホームグランドの開発もやるぞと意気込んでいたのであるが、ついつい手軽に行ける管理釣り場でお茶を濁してしまっていた。GW前後には管理釣り場の近くの川で4~5回アマゴを狙いに行っていたのであるが、放流もされていないので20cmを超えれば大きい方で平均18cm程度のアマゴに遊んでもらっていた。GW明けの土日、満を持して福井石川方面へ釣った気がする魚体を求めて行ったのだが、どの川も川へ入るルートがきれいに踏み均されるほど釣り荒れてしまっていた。二日間昼寝も惜しんで思い当たる谷のいくつかに踏み込んでみたのだが魚影を見るのは1時間に1回もあればいい方で結局写真に残すほどの魚に出会えず、折れそうになって帰ってきた初回の北陸。それから3週間、こうなれば平日好天を狙って行くしかないと折れそうになった気を奮い起こして深夜出発、夜明けから入渓と頑張ってみた。初日U川I谷取水堰堤の上、第2から崖の第7堰堤まで攻めに攻め倒したが、写真にとれるほどのが掛かるとバラす、撮るほどでもないサイズも5~6尾...
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九頭龍伝説

7ヵ月以上も待ち焦がれたイワナに逢いたくて梅雨が始まるまでにと出掛けた5月23日~24日の2日間。昨年古希を迎えた年金生活者にとって平日釣行は有難い特権である。そして何よりこの季節はメイフライが飛び交う絶好のシーズン。今回は数ある九頭竜川水系の支流の中でもイワナの影が濃いと評判の川に今季初挑戦。漁協が積極的に放流してくれているお陰と言える。午前中は上流のある区間を攻めてみたが、朝一番の水温が11度と雪代の影響かまだかなり低い。そのせいで期待したメイフライのハッチが見られず、当然イワナたちも流れの中で捕食体制に入っていない。たまにヒットするのはちょっとした落ち込みの反転流や浅くて緩いポイント。お昼までやって何とか25㎝までを5匹キャッチ出来たのは幸運だった。毎年のことだが、シーズン最初の1匹に対しては格別に心がざわめいてしまう。午後から思い切って下流へ大きく移動したが、この区間に入ったのが結果的に正解で、好天による水温上昇で期待したメイフライのハッチが多く見られ、CDCのカゲロウパターンフライが功を奏し、面白いようにヒットが連発した。17時半に上がった時には27.5cm混じりで22匹キャ...
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龍からのご褒美

前週は大雨により自宅待機を余儀なくされて今回が2週間ぶりの釣行。今回も行先は通い慣れたK川水系の支流。まず1日目に向かったのは左岸の谷。釣り場までそこそこ歩かなければならないが、その分良型に出逢える確率が高い。車止めに朝6時に到着。30分程歩いて堰堤の上から川へ降りた。この谷は堰堤が多いので巻くのが厄介だが、堰堤下のプールには大型が潜んでいるのでそれも愉しみの一つ。しかしながら前週の大雨が至る所で悲惨な影を落としていて、堰堤のプールは半分ほど砂で埋まり、よく釣れた少し深みのある緩い瀬が浅い早瀬になっていたりと大きく変貌していた。結局、今は空き家となっている奥の民家の上流までやって25㎝までが6匹と、大きく期待外れの結果となってしまった。更にその頃から雨が強く降り出し、水かさも増え濁りも入ってきたので、やむなくここで切り上げることにした。そして2日目、この日も朝6時に今度は温泉下に入った。上流の工事が始まり濁流が流れてくる前に奥の取水堰堤まで到達しておこうという作戦。ここ2,3日誰も入ってなかったようで、至るところで蜘蛛の巣を拾う。これの処理に手間取り、結局奥の堰堤の少し手前で濁りがやっ...
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増水後は良いのか悪いのか

金曜の予定が増水の引き具合がよくないので1日延期したのだが、お陰ですっかり忘れていた用事が3つもあったことに気づいて釣りのことばかり考えているとろくなことがないぞと神のお告げを受けた次第であった。久しぶりに夜中に出て未明に現地到着を試みるが深夜走行の感覚がすっかりなくなっているのを身に染みた。増水の引き具合が確認できる3河川のうち段取りが一番いいのは毎度のU川、今期3度目で、もうここばっかりの谷攻めで他にないかなと色々思いを巡らせるが面倒なことが一つ二つ先立ち、まっ取り敢えず。未明に着くはずがすっかり明るくなった5時過ぎ、取水堰堤までの道すがら上流から二人釣り人が下ってくるので「上やっていいですか」と聞くといいという即答、後でどこから上かも聞くべきだったかのかなと思ったりもしたが、現場よりそうとう上だからいいだろう。何年振りかの徹夜後の釣り、林道のゆるい傾斜に息が切れる。今回はいつもはやらない急こう配の堰堤間を狙ってみた。30分くらいゆるゆる歩いてブッシュに入り、急斜面を降りれば堰堤上に出る。ずいぶん前の記憶では急こう配ではあるが小滝のような落ち込みからいい淵状の溜まりがいくつもあり、...
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日曜どうでしょう

19日に予定していた今季初イワナ釣り行、狙ったように雨単独で20,21日様子を見に行くことにしたが、出発が正午となり到着予測15:30~16:00、イブニングにちょうど良い感じだがバタバタして落ち着かないので途中の滋賀北部の川でアマゴ狙いして夜に福井に到着、翌日日曜の釣りなので不発覚悟で23:00就寝。本流上流部をやろうと思っていたが、温泉から先は通行止めなので諦めていつもの発電所上流に決めて車中泊していた。アラームセット6:00にしていたが5:00に目が覚める、歳を取ると長く眠れないのが苦痛だが、釣りの時はいい感じだ。19日の雨で増水しているかと思ったが、結構水は低かった。5~6ヶ所攻めた後いい感じに出てくれたのは23cmほどのアベレージ、スパンと出てくれた。しかし、この後は魚影さえ確認できずにI谷出合いに到着。釣れない釣りは疲れる。まだ8時過ぎなので朝飯パンとコーヒーで一服した後、下流のヤマメ狙いかI谷か悩んでみたが、結局I谷。第2堰堤から第4堰堤までやってみたが、ほとんど出ない、上り下りに四苦八苦するので取水堰堤上流へ移動し取水堰堤から二つ目の区間に入る。林道はまだ草は伸びておら...
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渓が呼んでいる

5月に2~3回行った後6、7、8月と天候不順に阻まれ9月の台風が去った後気温が下がるとムラムラと渓(たに)の誘惑が頭を占領し始めたが、水位は一向に下がる気配もなく3連休後半になってようやく安定してきたが、もう次の休日は10月・・・特に休日に釣りに行かなければならないほど忙しい訳ではないがなかなか平日釣りに行くとは大将に申し出難いのだが、もうこの切羽詰まった状況は何とかしておかなければ半年死んだように生きていかなければならないのは嫌だと意を決し26、27日と今年最後の渓流釣りに行ってきた。釣りごときになんでそこまでと思うかもしれないが分かってくれる人は分かる筈26日午前中野暮用を済ませ11時出発、行先は福井U川、石川富山も行きたかったがここは確実に水位が下がっていて途中の道路も通行不能ではないことが確認できた唯一の渓だったので。まず初日は様子見でI谷取水堰堤まで行けるのかという問題解決、この悪天候続きの中でも来てる人は来ているのだなぁと思うほど谷沿いの道はきれいに整っていた。秋の日はつるべ落としという、さっそく準備を済ませ取水堰堤から4つ目の堰堤間へ。5つ目の堰堤まで様子を見た。4つ目の...
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近頃のウェーダーは長持ちしないぜ!!!

昨日、3年ぶりというK氏とU川へ行って来ました。朝一、3年前に買ったウェーダーを履きながらまだこのウェーダーは3回ほどしか使っていないんですと話しながら久しぶりの渓流釣りに意気揚々とされてる様だった。いつもの発電所の上から入渓、足元がふらつきますと言いながらテンカラ針を結ぶのももどかしいといった感じで視線はもうポイントを絞り込んでいる様子で胸の高まりが伝わってくる。水も上々、天気も薄曇りとあとはイワナを拝むだけ。ところが、どうも最近のU川、魚影がない。居るのは居るのだろうが全く捕食ポイントに出ていない。暫くやってどうですかと尋ねると、いや~参りました、ウェーダーから水漏れが、おまけに底のフェルトが剥がれかけて歩きにくくてと。その後すぐに片方がペロッと剥がれ、間もなくもう片方も剥がれたのでこのまま遡行するのは危険なのでやむなく一度車まで引き返すはめに。透湿性のある素材のウェーダーは長靴との接合部分付近がよく水漏れする。ブッシュ掻き分け専門の私など深い場所に立ちこむとジワジワしみ込んでくるのがよくわかる。透湿素材はピンホールが出来やすいから嫌だが、非透湿の蒸れを思うとどうしてもこちらを選ん...
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プレオープンして来ました

今冬の北陸地方の大雪で雪解け水はいつ頃落ち着くのかとソワソワしていた。とはいえ、3年ぶりに行動制限のないGW・・・感染も渋滞、混雑も嫌だなぁと、行き帰りのめんどくささが先に立ちGW終わってからボチボチ始めようかと、GW中の10日間は清水山、将軍塚までの往復10Km、3時間半のお散歩兼体力維持活動に勤しもうと決めていたのだが、どうやらこどもの日くらいまでで渋滞などは終わった感じで、清水山や豊国廟への日参も飽きたし7日8日とプレオープンしてやろうと急遽思い立った。連休前半はとてもフライなど見向きもしてくれそうもない水量だったのが、日に日に落ち着きだして後半には何とか行けるんちゃう?くらいまでカメラは映し出していた。白山石川県側はまだまだ増水気味だったので福井県側で足慣らし出来そうなところと言えばU川しかない。早めに出発して発電所上流に到着したのはなんと2時、二日間やろうと思っていたので上流の様子や谷の様子を下見に行った。上流は鳩ヶ湯以降は通行止め、谷は第5堰堤辺りが落石倒木で少しやばい感じだったのでこの川だけで二日間は過ごせそうもない。下見後、少し寝てからやろうと思ってこんな時刻に来たのだ...
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アブと猛暑に負けました

朝一から入渓して涼しい時間帯に済まそうと思っていたのだが、最近夜中に走るのが辛い。走るのが辛いというより腰が上がらないというのが適切かもしれない。2時、4時と2度目が覚めたが結局出発したのは7時過ぎで到着する頃はもう暑いと思うと気がなえる。TOGAに行きたいが5時間一人旅もなかなか辛いので今回もU川で半日、翌日は鮎をT川でと思っていた。日中に走ると時間がかかって仕方がないと思うのだが夜中に出られなくなった事を案じなければなるまい。U川本流取水堰堤上流到着11時前。車を停めるとコンコンと当たってくるのがいる、メジロがもう出てるのかとよく見ると黄色いやつ、アカウシアブとか書いてあるが正確には分からない。この黄色いアブは集団で攻撃してこないのでまぁ我慢できる。メジロも少々混じっているがエンジンを切り暫くするとほとんどいなくなった。沢靴とスパッツで入渓、水がぬるい。谷は渇水で水が少ないだろうし本流は水温が高いかなと思いつつ広い川でラインを伸ばしたいのでまずは本流をと思ったが、このぬるさでは谷を登った方が面白そうだ。3時間ほど頑張ってみたが20~23が5~6匹、深い淵の巻き込みと堰堤下で25程の...
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10ヶ月ぶりに憂さを晴らす

梅雨明け前の前線が南下して、白山辺りの渓流は何とか増水も我慢できるくらいに落ち着きだしたのではなかろうかとフライング気味に行って来ました。まずはU川、本流はフライではもう少し減ってくれないと釣りにならない状態だったのでI谷取水堰堤まで走り、あとは歩いて4つ目の堰堤上から入った。取水堰堤の上流はかなり水が多かったが濁りはほぼなくなってきていたので久しぶりに毛鉤を結びイザ!先行がないので一発目から出ると思いきや堰堤までの50mほど何の反応もなく、釣り荒れかと諦めかけたが堰堤下の巻きと緩流帯で28クラスを3尾連荘。この堰堤を超すには以前はロープが必要だったのでここまでと思ったが、脇の急斜面が崩れて登れそうになっていたので行けるとこまで行ってみる事にした。何とか素手で超えられた。堰堤直上のポイントは以前はいい型が入って居たことが多かったので期待が膨らむ。水量が多く緩流帯と急流の境を狙って毛鉤を流す。以前尺上3本ネットに並べて写真を取った事もあったが、この頃は28、29とサイズダウンしてしまって、それでも同サイズ4本立て続けにヒット出来てこの先の谷が楽しみになってきた。この堰堤上から先の渓相は次...
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